🌿からしとわさび
しゅうまいのからし、お刺身のわさび。刺激のある薬味的なものがけっこう好きで、わりとたっぷり付けがちです。
うどんの七味唐辛子やラーメンのこしょうもそう。ちょっと多すぎない?くらいにドバドバかけるのが好き。
でも子どもの頃は子どもなりの味覚的なものなんでしょう。辛さや刺激に対して限界みたいなものがあって、ほとんどそういうものを使わずに食べてました。それでも美味しくいただけたんですよね。
もちろん今もしゅうまいだってお刺身だってお醤油だけで食べても美味しいのですが、なんだか少し物足りなく感じてしまいます。お寿司のさび抜きなんてあの頃は大歓迎だったのに、いまではおろししょうがで食べるスタイルの青魚の握りなんかも、ちょっとわさびを付けたいなと思ったりしてます。
🍢子供の頃のあこがれ
でも幼い頃から、からしを付けたいなぁと思うメニューがありました。それがおでんなんですね。
大人たちがお皿にとったちくわや大根に、耳掻きみたいな小さな匙ですくってちょんちょんと付ける姿が、たまらなくかっこよく見えました。大人たちは大人なんだから当たり前なんですけど、大人のカッコよさにあこがれましたよね。
そこでおでんのとき。その頃お気に入りの食べ方がありました。
🥚子どものアイディアマスタード
まずおでんの卵。これを割ります。汁に浸かってしまうと黄身が溶け出してしまうので、そうならないように気を付けながらちょっとだけ断面におつゆをかけます。
するとほら。黄身が練りがらしみたいな感じにとろっとします。これをちくわとか大根とか、他の具にちょびちょび付けてたんですね。
黄色い見た目が、まるでからしのように見えてお気に入りでした。まさに“こどもますたーど”です。
ちょっとした工夫で、食卓の雰囲気をより楽しもうとしていた子ども時代。その頃から食いしん坊だったんだなぁと思います。